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いつもとは異なる痛みの腰痛は内臓疾患を疑う

腰痛は長時間同じ姿勢で過ごしたり、ストレスや運動不足が原因で発症することもある疾患ですが、中には内臓の疾患が原因で起こることもあります。代表的なものは腎盂腎炎や尿管結石で、どちらも激しい痛みに襲われるという特徴があり、腎盂腎炎では高熱も伴うケースが多いです。また、腰の左側が痛い場合は急性膵炎の可能性もあり、十二指腸潰瘍や急性胃炎などで腰痛になる方もいます。危険なのは腹部大動脈瘤や大動脈解離で、こちらは血管に関連する疾患となりますので重要度も高く、速やかに医療機関を受診することをおすすめします。ですが、この疾患の場合の痛みのレベルは耐え難いものですので、躊躇することなく救急車を呼ぶことも大切です。普段の腰痛はマッサージや運動、入浴などで改善することも多いですが、いつもとは違う痛みや発熱、腹痛も伴う痛みなどの症状がある時は消化器内科を受診しましょう。なお、女性特有の内臓疾患も腰痛として現れることがありますので、注意が必要です。

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